黒岩軍団が繰り広げるモグラ叩き風のシビレル銃撃戦。
- 昭川和子
- 2024年7月27日
- 読了時間: 5分

(※本記事は旧サイト昭和93年2月22日の記事のアイルビーバック投稿です。)
2018年02月22日
国民の皆さん。 ルックルックこんにちは!
「平昌のランドセル」五輪も竹縄ですが、個人的にはBS11で連日放送されていて、まもなくクライマックスを迎える【大都会part3】という刑事ドラマも非常に熱い今日この頃。 終わるのと同時に再度の放送を「アイルビーバック」 して欲しくなる様な、喪失感が半端じゃありません。 ナウな表現で言うと「大都会ロス」というのでありませうか?(これってかなり早朝に放送されてたんだよね。ノスタルもタフマンだね~。昭川。)

【大都会part3】とは、1978年から1979年にかけて全49話で放送されたシャカリキな刑事物ドラマで、西部警察の「大門」の色違いキャラとして胸アツな【城西署】の※「黒岩デカ長」を中心とした捜査課メンバーが、大都会の闇に潜むイカレポンチな犯罪集団達と戦いイカすドンパチ を繰り広げます。(※オープニングの爆発や大クラッシュ画面とか、今のテレビでやるのはむずそうだね。やっぱCGとかナウすぎる表現になってしまうのか。昭川。)
※黒岩:黒岩頼介「くろいわらいすけ」。 通称は「黒さん」。演:渡 哲也
インベーダーゲームやデスコであったり、当時の街並み、車、建物等、時代ならではの雰囲気や流行り等も所々見られるのはこういう昭和のナウな作品の見どころかと思います。

捕まえたチンピラ達に対する「取り調べ」ではリンチまがいの「暴力による事情聴取」は当たりきしゃりきのコンコンチキで、「牧野」刑事という翔んでる刑事は平然と取調室で【44マグナム】 を突き付けたり、実際に至近距離で発砲しながら「詳しい事情」を聞いたりする場面もあったり、今の刑事ドラマではまずあり得ナッシングな感じのシーンが次々と出て来る辺りが、非常にノスタルジックでバッチグーです。
時折「時限爆弾」や「ダイナマイト」が飛び出しては大爆発を引き起こしたり、何台ものパトカーが横転炎上したり、マンモスサイズのトラックが車をなぎ倒して暴走をしたりと、起きる事件の一つ一つが非常に大振りでヘビィなのも特徴で、毎回登場する犯罪集団達の装備も拳銃はほぼ【標準装備】レベルであり、自動小銃にライフル、更には無反動砲や手榴弾 等のミリタリイな感じのアッパラパーな兵器を持っていたりと危険すぎる連中が多くて非常に香ばしいですね。 (※大都会の世界は海外の銃アクションに負けないデンジャラスゾーンだね。昭川。)
もはや殺人犯と言うよりはテロリストレベルですし、「シージャック」に「バスジャック」にと男女を問わず尽く銃を撃ちまくる無慈悲な大量殺戮者 達が多く登場します。

大都会パート3では「石原裕次郎」さんは刑事ではなく医者 役ということで、エロい看護婦さん達と共に刑事や関係者の治療をしたり、時としてイカレチンポな事件に巻き込まれたり。 上の画像の下段は裕次郎さんが悪のグループにエロい看護婦と一緒に捕まってボコボコされてしまった場面。(※裕次郎さんがまさかのヒーラー?昭川。)
また 割と城西署の刑事達も、黒さん含め敵に捕まってリンチされたり、人質にされたりということも多くて、しょっちゅう刑事の誰かしらが血だるま になっている印象があります。

また、やはり重要なドラマの見せ場といえば毎回の様にくり広げられる【銃撃戦】でせうか。 車のドアやドラム缶等を盾にして、まるで「モグラ叩き」の様に顔をヒョコヒョコ出しながらバキュンバキュンと軽快に連射し合う様子は、余りにアクションが大振りすぎて見ていて不思議な笑いが込み上げて来ます。 皆さん何十発も連射可能な魔法の※ピストルを持っています。 摩訶不思議アドベンチャー。(※たしかオープニングも黒さんの拳銃ばきゅんばきゅんから始まるんだよね。昭川。)
※警察のピストルは5発装弾式です。
車を走らせながら窓から「バキュンバキュン」というシーンも多く、人の歩いている町中やスーパーマーケットのやうな店内で、刑事が平気でバキュンバキュン商品をぶちまけながら撃ち合いを始めたりする等、非常にヤングでハジケてるアクションが毎回充実の50分を更に引き締めてくれることでせう。 ナイスですね!

犯人は射殺が基本で、黒さんによるヘッドショット(頭撃ち抜き)率も非常に高めです。 パート3では刑事の中の殉職者は出ませんが、銃撃戦や事件に関与する「制服警官達」は当たり前田のクラッカーでバタバタと射殺されたり、こんな事件が起きたら「事件史」として多く語り継がれそうな重大犯罪が毎回の様に起こっているなんて、昭和の大都会 は非常のオッソロシ~ですね。(※いや、上の画像の黒さんの顔。そんな爆発引き起こしておいてそんな何食わぬ顔するの止めてもろて。昭川。)

そして射殺するなりして事件が解決したら、黒さんが唄う【日暮れ坂】をバックにエンディングというのが毎回の「お約束」で、このエンディングの最中は何故か「黒さんが1人だけ現場を離れて、煙草をフカシながら歩き出す」 という趣溢れる描写が定番です。 上の画像は少し例外で、傷ついた裕次郎さんを送る救急車内で「日暮れ坂」を迎えました。(※ってか患者を乗せた救急車の中でタバコをふかす黒さんの圧倒的な昭和力。昭川。)
テレビを見ていてこの歌を聞くと「ああ、充実した50分だったな」という満足感と、「ああ、終わってしまった」という哀愁に満たされて、そのナウトラストに何とも言えない感動を覚えるのであります。
【日暮れ坂】
何の為に安らぎに背を向けて
何の為に独り行く日暮れ坂
埃に汚れた上着を肩に
出会いと別れ今日も重ねる
振り向いたら何もかも崩れ去る
振り向かずに独り行く日暮れ坂
※放送中に何度聞いても歌い出しの「何のぉ~ためにぃ~」の部分と最後の「日暮れ坂ぁ~♪」の部分しか思い出せなかったので、ここに歌詞をメモらせていただきました。 ナウいね~。
この大都会は「BS11」にて朝4時から連日放送されていたのですが、明日の最終回後はこの時間帯何を放送するんでせうかね。 「西部警察」とか、似たノリで見れるナウでヤングな番組を放送していただけたらスンバラシイですね。追記:後番組はよく知らない海外ドラマでした。正直この時間帯は毎日視聴するのは厳しいので、大都会や西部警察は別時間帯で再放送というのもバッチグーかも知れませんね。(※4時はキツいね。体壊しちゃう。昭川)
(NOSTAL.S)

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